3月31日のフジテレビ問題「第三者委員会」の会見は実際の映像より10分遅らせて、プライバシーを保護する目的で放送されました。
フジテレビの報道局だけでは検証できなかったために 今回の第三者委員会が検証をすることになりました。
領収書の事実があからさまに!
そこでは、衝撃の事実がいくつも明らかになりました。
第三者委員会の調査で判明したのは、中居さんがセクハラ行為を行った際に使用した場所が外資系のA(αアルファ)ホテルであるとの事です。
そのホテルの領収書には、内訳が番組制作のロケ、施設使用料と記載がされていたことが発表されています。
これは結構 衝撃の事実だったな、と感じました。
フジテレビの経費で行われていたなんて、信じがたいことですね。まさか、まさか。。。
そした、性暴力の事案という事で、今回の委員三名の委員のうちの一人は女性の五味祐子委員です。
五味祐子さんはどんな人?
五味祐子さんは複数の上場会社の社外役員を務めるスパー弁護士です。
公益通報者保護法に基づく指針等に関する検討会委員、産業構造審議会知的財産分科会不正競争防止小委員会に設置された外国公務員贈賄ワーキンググループ委員を務めるなどの、専門分野は、コーポレートガバナンス、危機管理、不正調査、リスク管理・コンプライアンス、内部通報制度、ハラスメント対策、消費者対応などで、今回のフジテレビ問題にはうってつけの人材だと言えます。
1999年に弁護士登録をされ、以降 複数の上場会社の社外役員を務めています。
書籍も出されています。
『海外贈賄危機管理の実務』中央経済社(共著・2022年9月16日発刊)
「近時の企業におけるハラスメント対策と監査役等としての対応~リスクを認識し、ガバナンス機能を発揮する~」
『月刊監査役』(2018年10月号)
「公益通報者保護法に基づく指針のポイントと企業が留意すべきこと(1)~(3))」
『NBL』(2021年12月15日、2022年1月15日、2月1
五味祐子委員が過去に携わった案件
JA全農の取引先不祥事問題:調査委員
女子サッカークラブのセクハラ問題:外部調査委員
日本交通技術の海外贈収賄事件:「第三者委員会」調査担当
朝日新聞の慰安婦報道、「吉田調書」報道、池上氏連載見合わせ問題:「信頼回復と再生のための委員会」オブザーバー
企業組織オンブズシステム・アドバイザー

五味祐子委員の経歴
- 1994年3月上智大学法学部卒業
- 1999年4月弁護士登録
- 1999年4月国広総合法律事務所 入所
- 2007年7月農林水産省 食品の業者間取引の表示のあり方検討会委員(~2007年12月)
- 2011年11月海上保安庁 情報流出再発防止対策検討委員(~2012年5月)
- 2012年1月国広総合法律事務所 パートナー就任
- 2012年7月一般財団法人研究奨励会 評議員
- 2013年4月原子力規制委員会 原子力施設安全情報申告調査委員
- 2013年7月海上保安庁 情報セキュリティ・アドバイザー
- 2013年9月内閣府大臣官房総務課法令遵守対応室参与
- 2015年8月消費者庁 消費者志向経営の取り組む促進に関する検討会委員(~2016年3月)
- 2016年1月化学メーカー(東証1部上場) 医学系研究に関する倫理審査委員会委員
まとめ
フジテレビ問題と呼ばれる、元タレントの中居正広さんと女性とのトラブルの第三者委員会の報告で明らかになった事実によって、今まで隠されていた細かな情報が公になってきました。
報告された情報は大量で、資料・図表など390ページ超。
機密情報の保護するために、部分的に非開示ではあるものの、頼もしい第三者の三名及び、多くの調査員関係の方のおかげで調査が公正に行われたという事です。
これを受けて、今後の対応が 大いに注目されるフジテレビですね。
第三者委員会というワードを、本当に耳にすることが増えました。
様々な問題や、暗い見通しの中に希望的な要素を見出すことも大切だと感じていますので、テレビ局側の変化をこの先も見届けていきたいと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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