こんにちは、あずきです。小説新潮の2025年3月号(2/22発売)から始まった 真空ジェシカ・ガクさんの新連載エッセイ【饅頭以外ぜんぶこわい】を読んだ感想を、私なりに綴っていきたいと思います。
まだ、読んでいない ガクファンの方のためにも、ネタバレはせず(最小限)、タイトルをふんわり撫でるくらいに留めておくことを目指して書きたいと思います。
初めにハッキリ言っておきますと、この歳
ちょっと大袈裟ですが、それくらいおもしろくて、しっかりと組み立てられた構成の優れたエッセイだと思いました。さすがだな!と読み終わってから、にんまりしていました。
イラストが、しっくりきてハマる!
ガクさんのエッセイは、ページでいうと7ページにわたるものでした。
ガクさんと同時に3月号からエッセイの新連載が始まっている群ようこさんのページは6ページですので、ボリュームもタップリ感がありました。
何といっても、冒頭のインパクト強めなタッチのイラストがたまらなく読者の気分も盛り上がります。
スージー甘金(あまかね)さんという、御年69才のマンガイラストレーターの元祖と言われている方でした。
このイラストだけでエッセイのすべてを表現していると言っても過言でない、話の内容を要約してくれている感があります。
見るだけで、ガクさんの怖がりっぷりが伝わるのですから不思議。
エッセイのあらまし・・・感想メイン
何をするのも怖いと思っているガクさんですから、一度何を始めてしまうと、辞めてしまった時の事を考えると、怖くなってしまうんですね。繊細です、非常に微細です。
なので、辞めてしまってからの妄想が止まらないんですね。
元○○って言われ続ける事は死ぬまでつきまとう・・・ってほどに深刻な問題です。
もう何にも手を出せなくなっちゃう~( ;∀;)
なので、新しい事を始めるなんて、死ぬほど勇気がいる事なんですね。
それなのに、SMに興味があるだなんて・・・・って、実はYouTubeでもラジオでも興味ありなのだと話していた事のは知っていました!
その扉を開けるか、開けないか、のところで また怖さと戦っていたー!!というような、話題を含みながら展開します。
二度と引き返せない道の事を考えるだけで脅えてしまうんだけど、ちょっとした事で 起きた出来事をあからさまにも、おもしろ可笑しく披露してくれているのです。
そんなことまで!!っていう内容で、衝撃的でもあり、センシティブな内容にまで踏み込んでいらっしゃいまして、むふふ。。。うふふ。。。っとなることも期待できますよ。
トントンと、お話は テンポよく展開していきます。
そして最後にはしっかりとおとしてくれる、プロの腕前で締めくくります。
さすがだなぁ!と言わせる文才です。感服しました。
結構なお手前で!と言わざるを得ません!(←あばれる君)
まとめ
小説新潮は 毎月22日に最新号が発刊されますので、現在は4月号が発売されているところです。
私は、ガクさんの連載が読みたくて3月末に書店での購入を試みましたが、複数店をまわっても、3・4月月号ともに売り切れでした。
なので、ネットで購入しました。
4月に入ってから、大阪・梅田の大型書店に寄ることがあったので、何気なく「ここでも品薄なのかなぁ?」と文芸誌コーナーをのぞくと、他の『すばる』や『群像』『文藝』等は積み上がって在庫があるのに『小説新潮』については見当たりませんでした、一冊も。
というか、バックナンバーで2月号が3冊ほどあるのを見てしまいました。???
これは、もしかすると、もしかするのかもなー!!と、頭をよぎりました。
ガクの連載エッセイのパワーなのかもしれない!と。
真相は、もっとエッセイの連載回数が進んでみない事には 誰にも分かりませんが、
私のように半世紀も生きてきた中で、人生初の文芸雑誌なるものを、手に取るという初体験をした方がいたのか?
お笑い好きな老若男女が、この春 小説新潮を思わず買ってみた!ってなった人が爆発的に(ちょっとオーバーですね。。。)いたとか、いないとか!!、と勝手な想像をしています。
しかし、ネットでなら まだ手に入るようです。気になっているなら『買って損はないと思いました。』という一個人の感想ではあります。
また、4月号の感想も綴っていこうと思いますので、気軽にお立ちよりください。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
相方・川北さんも認めるガクさんの語感のよさで コンビ名【真空ジェシカ】が誕生!こちらの記事をぜひご覧ください。↓★
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