海外の『L’Officiel Fashion Book』とはどんな雑誌なのか?
ロフィシェル・ファッションブック(L’Officiel Fashion Book)は、日本では目にすることの少ないファッション雑誌です。
大きな書店での洋書コーナーなどでは見つけることができそうです。
こちらはフランス・パリ発の1921年創刊の老舗モード誌 L’Officiel(ロフィシェル)から派生した別冊のような雑誌です。
本物志向の大人の女性に向けて発信している L’Officielよりもさらにアート・ビジュアルに重点をおいて、ページの多くがファッション写真になっているのが特色です。
「Fashion Book」はフランスだけでなく国際版があって、アメリカ版、オーストラリア版など、地域ごとに独自の目線で作られていて、その土地のローカルな文化もおさえていたり、新進気鋭のデザイナーやアーティストを積極的に取り上げるのが特徴です。
日本版は一度2015.10月号の創刊から2016.12月号まで発売されていましたが、それ以後は休刊していていました。そして昨年5月から満を持して、季刊誌として復活しています。
藤井風はファッション界でも注目されすぎていた!!
この雑誌は「モード誌とアートブックの中間のような、ビジュアル重視のファッション誌」と考えるとイメージしやすいのですが、そのコンセプトに藤井風さんがピッタリのストライクゾーンなのだと思われます。
日本版でなく、これがオーストラリア版だというのもポイントなのではないでしょうか。
もはや風さんのファンに国境はなく、アジアでの人気も爆発的なものがあります。
にもかかわらず、あえてオーストラリア!というのは藤井風さんが英語での発信や海外フェスの出演もあり、場所を限定することなく世界的なカルチャー誌にふさわしい人物だ!と言っているようなものですね。
それほど、ファッション界に限定することなく注目されていることの証明でもあります。
風さんの個性そのものや、自然体な生き方が「ファッション」や「カルチャー」に焦点を当てている雑誌のコンセプトにみごとに調和した感じが、この表紙から伝わってきますよね。
THE・藤井風ですもの。
表紙の種類が何パターンもある理由。
コレクターを狙っている!
ファッション誌は「表紙違い」を作ることで、ファンやコレクターの購買意欲を刺激し、複数冊を購入することを狙っています。
アイドルのCDのジャケットのバージョンが異なるのと同じですね。
確かに、これ・・・欲しくなる気持ちをかきたてられますよね!売り切れになるのも分かっているなら、なおさらのこと。
多面性を表現し尽すために
風さんのように「音楽」「ビジュアル」のダブルの表現力が強めのアーティストの場合は、クールな面、柔らかで繊細な面、実験的にやってみる一面など、異なる様々な雰囲気を見せていくことが表現の楽しみですよね。
販売場所や国際版のバリエーションを出すため
同じ号(同じ中身)でも「通常版」とか「限定版」「オンライン限定バージョン」などの展開をして、話題性を作っていますね。
写真家や独創チームのこだわりを込めて!
単に1枚に決めてしまうのではなく、複数のストーリー仕立てのものを見せてくれることの方が、こちらとしても喜びでしかありませんが、編集側の方針としての狙いがそこにあるようです。
一回の撮影で多数撮って、その中から複数を作品にするのがアート性の高い雑誌のしきたりだというのです。「へぇ~、、、そうなんだ。」って感じです。
日本で『L’Officiel Fashion Book』を入手できる?
この雑誌の中身、非常に気になりますよね!
海外の雑誌を買った経験がない私ですが、何とかしてこの雑誌を入手したい!と思い調査してみました。しかし・・・・
現時点で「藤井風表紙号」の雑誌の国内での販売情報がありませんでした。
通販の取り扱いもされていませんでした。
・東京や都市部の洋雑誌を多く取り扱う書店
・ファッション専門誌に特化して扱っているお店
・インポート雑誌コーナーがある書店
これらのお店で【取り寄せ】の対応をしてくれる可能性があると思われます。
公式のL’Officiel Australia(AU)のサイト経由で購入できる可能性も高いのですが、国際配送の問題があり、対応していない可能性もあります。送料や追跡、税金の確認など・・・個人での壁は高すぎますね。
しかし、上記の書店などでの取り寄せの希望に加えて、もう一つのぞみが・・・・次に。
雑誌の日本版復活と、青山にカフェオープン!
昨年(2024年)10月に東京・表参道に「ロフィシェル カフェ オモテサンドウ(L’OFFICIELL CAFE OMOTESANDO)」がオープンしています。
カフェ営業に加えて、ポップアップや読者コミュニケーションの場としても注目が集まります。
少しお高めですが、とっても素敵なケーキが目を引きます!!
こちらは、雑誌を販売する目的の場所ではありませんの「L’Officiel Fashion Book Australia」の藤井風さんの表紙の号を買う事は難しいと思われますが、、、運がよければ飾られていたり、読むことができるかもしれませんね。
まとめ
藤井風さんが 表紙 を飾るのは日本の雑誌ではなく、フランス発の本物志向のスピンオフのオーストラリア版の雑誌ロフィシェル・ファッションブックオーストラリア(L’Officiel Fashion Book Australia)でした。
日本国内では、まだ馴染みのうすいものではありますが、昨年から日本版も復活して季刊発行されています。
現在のところ、国内での販売情報と通販の取り扱いはされていませんでした。
一部のインポート雑誌を取り扱うお店では【取り寄せ】対応をしてくれる可能性があると思われます。
雑誌を購入して、手元に置くことは叶わなくとも L’Officiel Fashion Book Australiaの公式サイトでは、インタビュー記事などを見ることができます!!
更に、東京・表参道にロフィシェル カフェ オモテサンドウ(L’OFFICIELL CAFE OMOTESANDO)がオープンしています。
カフェの壁一面に歴代の表紙が並べられており、フランス仕込みの新進気鋭のモード誌に囲まれてコーヒーとケーキを味わったり、運がよければ 最新のオーストラリア版(風さんが表紙の号)を手に取ってみれるかもしれません。
私は地方出身なので、表参道のカフェとなると…..ちょっと緊張してきますね(笑)
それにしても、藤井風さんのこの写真たちのテーマってどんなものなのでしょう。
アートに説明は野暮かもしれませんね、
想像力を膨らませてから、藤井さんのインタビュー記事を雑誌公式サイトにいって読みなおそうと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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