NHKのドキュメント番組【72hours】で岐阜・西柳ケ瀬”シャッター街”ブルースが放送されます。
2023年に『水曜日のダウンタウン』で、全国のランキングをつけていく特集の際に「日本一のシャッター商店街」という不名誉な称号をもらってしまった場所が、今回ドキュメント72時間のカメラが設置される岐阜市の西柳ヶ瀬商店街です。
もともと180を超す店舗数だったこの場所で、現在は9割近くのお店のシャッタ-が下りていました。
夜の繁華街として賑わっていたこの商店街に、今でも生活を営んでいる人たちがいましす。
様々な思考を巡らせて、集客や関心をもってもらう試みをする姿などもみれる【72時間】に注目してみたいです。
廃墟感のなかにあるノスタルジーな場所
日本一廃れた(すたれた)街みたいなイメージがついてしまって、2023年のランキング付け当初は、恐らく不名誉な称号に落胆された方もいたことでしょう。
しかし、この屈辱を逆手にとって、知名度を上げてもらったくらいに受けとめる若い人たちの 新たな動きもあるようです!!
廃れた商店街の雰囲気を味わってもらおうという、ミステリアスな「廃墟ツアー」として、雑居ビルの銭湯や、当時の豪華なミラーボールが生々しく残るキャバレー(←この呼び名も懐かしい)を巡り、怪しげに光るネオン街を堪能するイベントを企画するなど。
この廃墟となった残骸のような哀しみすら漂う場所たちを、昭和の華々しい時代の遺産として、観光資源にしてしまおうという、ものすごい逆転の発想に感服します。
実際に、若い人達には新鮮に見えて、ネオンの点灯に感動し、時間が止まったようなノスタルジーな体験ができたということです。

時代を超えて残る名店を味わいたい
実際に西柳ケ瀬商店街には営業しているお店があるのか、気になりますよね。
9割近くがシャッターが下りていると言うなら、1割は営業しているというのですから。
もしも その中に飲食店があれば、行ってみたくなりませんか?
そう思う私は もうこの西柳ケ瀬商店街に沼っているのかも⁈ですよね、、、(笑)
調べてみると、和食・うなぎ料理の店「田なかや」さんというのがこちら↓
ここの三代目の店主・小澤達雄さんが、実はスタープレイス商店街をまとめる理事長を務め、街おこし活動の先頭にたっている方でした。
鰻料理は、戦後50年以上絶やすことなく守り継がれた伝統のタレに、大ぶりで良質な鰻を備長炭で表面をカリっと!!な是非とも食べてみたい「ひつまぶし」が名代。
こちらは、鰻だけにとどまらず魚介の一品料理も人気で、売り切れご免の人気店だと言う事です。
怖いもの見たさで行きたくなる場所
廃墟とは言うものの、新しいお店もあり 散策しがいのあるエリアだと言える 西柳ケ瀬商店街はスタープレイス柳ケ瀬商店街振興組合の理事長の小澤さんをはじめとするアーケード街の復活を目指す方たちが奮闘を続けています。
この西柳ケ瀬に 再びネオンをともすことを目指しディープな商店街『奥柳ケ瀬』というキーワードを掲げて奥柳(おくやな)という名称を広げたいと活動しています。
ちょっと怪しげで、独特な商店街としてアピールしていこうというのですね。
どんなとこなんだろう? でもなんかちょっと行ってみたいよね!
という、まさに怖いもの見たさに、奥深い沼にハマってみたくなるものです。
夜市や、ご当地アイドルのイベント費用を、クラウドファンディングで募り成功させています。

まとめ
全盛期には300メートルほどある商店街に 250もの店舗が営業していたという、岐阜で一番の繁華街。
今ではわずか30店舗ほどになってしまったスタープレイス西柳ケ瀬商店街にスポットあてた今回のドキュメント72hours。
深みにハマっていく方も多いのではないでしょうか。
番組を見ているうちに、何故だか『沼る』ことに納得しています。
空しく建物だけが存在する場所なのかと思いきや、時代の名残りを感じずにはいられない 店の看板の一つ一つをも、遺産と言えば 妙に味わいが出てくるものです。
一度、訪れてみたくなります。そして、岐阜が1位になったとはいえ、全国にあるシャッター街にも思いを馳せます。
「身近にも同じような商店街があるよなぁー、、」と、きっと誰もが思い浮かべるような場所があるのではないかなと思ったりします。
自分の街の商店街を、観光客の気分で今度じっくり歩いてみようかな。。。と思いました。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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