世界陸上の花形種目であるリレーですが、今回の東京2025世界陸上の全種目の中でも、特に終盤の大トリになっており、9日間の日程の最終日(9月21日日曜日)に決勝戦が予定されています。
全競技種目で唯一の団体戦、リレー競技の出場国は16だけ
2025世界陸上の東京大会では、約198の国と地域から2202人以上もの選手が参加しています。
競技は個人種目が中心で、オリンピックのように団体戦では闘っていません。
完全にチーム戦として行われるのは、唯一『リレー種目』になります。
実は世界陸上のリレー種目の『予選』のスタイルが特殊であることから、出場国がわずか16ヶ国しか参加しないという事になっています。
なぜリレー出場国が少ないのか?
調べてみると、その理由はハッキリとしていました!次の3つのポイントがあります。
参加できるチーム数が限られているから
リレーではエントリーできる国の数が個人種目よりもかなり少ないのが特殊なカタチです。
それは世界大会や過去の国際大会の成績で上位の国にしか出場資格が与えられないから、最初から16チーム前後しか参加しない(できない)ということです。
予選と言っているが、実は準決勝戦からスタートする形式になっていた
そもそもエントリー自体が制限を設けていて少ないため、一般的な予選という流れとはちょっと違います。いきなり準決勝戦から始まる!というかんじです。
大会を運営する上での効率化をはかっているから
リレーは、バトンパスやレースにコンディション調整することが難しいため、選手を走らせすぎて故障してしまったり、ミスをするリスクを高めてしまうなどの理由で、最小限のレース回数で実施するように効率面で配慮されているという事です。
トラックのレーン仕様に沿っている
トラックのレーン数(8レーン×2組)に合わせた枠にしていて、それ以上増やせれないという大会運営サイドの理由からも。
このような理由で、リレー種目は誰でも出れる訳でなく最大で16ヶ国前後しか参加できないということです。
・今大会の一つ前の、世界リレー大会の上位チーム
シード権のような感じで、前大会の上位の8チームが自動的に出場権を得ることになる
・残りの8チームは世界ランキングで選抜される形式
世界陸上開催の一年前の一定期間の「シーズンベスト記録」をもとに上位から選ばれる
つまり、出場権を得る事すら難しいというのがリレー種目だという事になりますね。個人種目以上に「成績上位」でないと出場できない種目なのです。
海外でのリレーへの関心度は?
サッカーやバレーボール、野球と同じく、リレー種目の人気ぶりは、他の陸上競技とは一線を画している存在と言えます。
『国 VS 国』の分かりやすいスタイルも応援に力が入ります。海外で言うと、特にアメリカ VS ジャマイカの対決というのは、日本人が思っている以上に長年にわたって注目を集めているそうです。
また、世界最速のスプリンターが集まることも見ごたえがあり、一瞬で決着が着く迫力と面白さが世界でも大人気の理由です。
リレー種目の海外での観客やメディアの盛り上がりは、100m決勝戦と並んで『最も視聴率が高い種目』になっています。
まとめ
今回、リレー種目の参加国の少なさが気になって調べてみると、世界中でたった16ヶ国しか出られないリレー種目に出場できるということが、とても価値あることだ知りました!
今まで当たりまえに毎回、リレーを楽しみに『やっぱり、リレーが面白いね!』と熱く応援していましたが、出場権を得るだけでも大変な種目だっただなんて全く考えたことがなかったです。お恥ずかしい・・・、選手の方々には、今までのぶんも【感動をありがとう!】という気持ちが溢れます。
アジアの強豪チームとして日本は突出したチームと言われています!
海外からも『バトンパスの技術』を注目されて技術でメダルを取る国だと言われているとか、いないとか(笑)、、、実際、言われているそうです!
何が起こるか分からない、リレーは今大会の最終日が決勝戦という事で今から本当にワクワク、ドキドキで、楽しみだけど……..見るのが怖い!
けれど、本当にあっ!!という間に勝負が決まるのがオモシロイ!!
世界最速の圧力のカタマリの一瞬を、待ちたいと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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