M-1グランプリに4年連続で決勝進出し、注目度が高まるお笑いコンビ真空ジェシカのガクさんが文芸雑誌の小説新潮に2025年の3月号(2/22発行)から、連載でエッセイを執筆しています。
真空ジェシカと言えば いつも、ビクビク・・・オドオドしていているガクさんのキャラと、相方の川北さんの空気を読まない暴走キャラが絶妙にかみ合って、笑える漫才が特徴ですね。
つっこみ担当のガクさんは、青山学院中等部、高等部、大学(経済学部)に進まれています。
そんなガクさんの作家活動が気になって調べてみました。一緒にみていきましょう。
ガクの語感の良さは、相方の川北も褒めていた
真空ジェシカは、大学在学中にコンビを結成していて、当初のコンビ名を「川北コンビ」にしていました。
その後、変更して 今のコンビ名『真空ジェシカ』になりました。
川北の好きな女優、希崎ジェシカから「ジェシカ」を取り、それにガクのセンス良しな語感を使って「真空」を採用したというのです。
コンビ名の秘話として、ガクさんの語彙力や冴えた感覚が伺えます。
相席食堂で毎回登場する ガクさん兄も小説家だった
真空ジェシカが、年末のR-1の活躍からの、新年早々に出演しているテレビ番組に千鳥の相席食堂があります。
M-1ファイナリストが、コンビのどちらかの地元を街ブラロケをして、面白さを競うという恒例の企画です。
真空ジェシカのロケでは、2年連続でガクさんの実家やお兄さんが出演しています。
個性あるお兄さんは作家活動をしているという事で、いつも袴姿で登場されています。
兄弟の顔はそれほど似ていませんが、ガクさんと同じくらい温和な話しぶりと、文芸系の香りを醸し出す雰囲気・その風貌で個性的な部分においては、さすが兄弟!と思ってしまいます。
怖がりな性分の実体験をエッセイに連載
ガクさんが、連載する小説新潮は【饅頭以外ぜんぶこわい】という、いかにもおびえ続けて生き抜いてきているガクさんの様子にピッタリとハマるタイトルです。面白そう!!
今まで生きてきて、なにもかもが怖くて仕方ないというガクさんが、小学生時代からM-1ファイナリストとなった今に至るまでの、自身の体験を綴ったものになります。
日々どんなものを恐れ、どう立ち向かってきたかを、約1年間連載していくというのです。
初回(3月号)小説新潮の感想をこちらに綴っています、是非ご覧ください★↓
文芸誌の連載をもつという事の才
ガクさんが連載するのは 大衆文学というジャンルにあたる小説新潮という雑誌になります。
先ず、文芸誌には五大文芸誌という代表誌があり、小説新潮はその中に入る有名な文芸誌という事です。ほかの4誌は
- 文藝春秋の『文學界』
- 集英社の『すばる』
- 講談社の『群像』
- 河出書房新社の『文藝』があります。
連載は、1年かけて続いていきますので『また次が読みたい』という内容とボリューム感が要ります。
そして、じっくり書くというよりも スピード感が大事。
正直、実力も勇気も求められるのだと思います。
作家のネームバリューだけでは通用するものでもないですね。
そういった観点から、売れっ子お笑いコンビでありながらも、堂々と作家業にも挑むガクさんの体力・メンタルは、恐れ知らずだと言えますよね。
益々、エッセイの期待値が上がってきますね。
影響力が意外にも有る説!
3月号(2/22発売)から始まっている小説新潮での連載は、ビビリによるビビリのためのビビリエッセイということです。
実は本屋さんで先日探してみました。
3月22日を過ぎていましたので(もう4月号が発行されているはず)3月号はもう見つからないだろうな・・・と、あきらめ半分で探してみました。
本屋さんを2店舗まわりましたが、2店舗とも 在庫がありませんでした。
そもそも、今までに文芸誌を一度も買った事がなかったので、サイズも分からないまま2軒目に喜久屋書店に行ってみました。
2月号は4冊もあったのですが、3月号・4月号は売り切れ状態でした。
そこでお店の方にも在庫を調べてもらいました。
4月号なんて入荷したばかりだったはずですが・・・私のように、ガクさんの新連載が気になった方がいたのかな、、、と勝手に推測することもできます。
e-honで注文をかけたので、あと数日待てば届く予定です。
手元に小説新潮が届くのが楽しみです。
まとめ
小説新潮を買い求めて書店に久しぶりに行きましたが、普段から このような雑誌を買い求めたことがないので、断言することはできませんが、(他社の文芸誌は3冊ずつとか見かけましたので)、ガクさんの新連載に興味を持つ方が多いのかもしれません。
一時的にたまたま品薄だった可能性も高いのですが。
それでも、考えてみれば 芥川賞をもらった又吉直樹さんの「火花」など、お笑い芸人の方で文学に精通している方って意外と多いなと思います。。
学天即の奥田修二さんも、ネタにも文芸の要素を散りばられています。
物語を読んだり、学んだりして、それをアウトプットする時に漫才にしたり、コントや、落語に行き着くことにもなったりすることも多いのでしょうか。
お笑いは知性が発揮できる上に、人を笑わせ、幸せにしてくれる、文芸の一部なのだという発見につながりました。
デジタル書籍でなく、耳読書でもない、紙をめくるという感覚が、文学に触れているという気分に連れて行ってくれます。
そんな、新しい文芸雑誌の体験をガクさんから受け取れることを期待しながら、本の到着を待ちたいと思います。
最新号のBRUTUSにも登場するようですね、こちらもチェックしたいと思います。
作家としても ひっぱりだこの予感がするガクさんについて、また気になることを書いていきたいと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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