世界陸上で『入賞』というのは何位までのこと?メダルの色以外の表現は日本だけ?

スポーツ

9月13日から開催している東京2025世界陸上競技選手権大会東京2025世界陸上は、1991年以来、34年ぶりに東京で開催されるということで、日本選手団の活躍に注目が集まっていますね。

世界の記録保持者や、有名選手が東京に集結するという事でオリンピックとはまた違った、盛り上がりをみせ、興奮が高まります。

歴史的瞬間を目にする事も期待できますので、日本人としても自国の選手のみでなく、世界の頂点を目指すトップアスリートの緊張のレースや競技に立ち会えることはありがたく、嬉しいことですよね。

出場選手の紹介情報などを目にすると、今大会のどの種目で、新記録が達成されてもおかしくないと思います。

その歴史的な瞬間を見逃さないよう、しっかりとチェックしながら応援していこうと思います。

世界陸上では、なぜ入賞というのか?

開会して序盤は、予選レースを行う競技も多くありますが、初日で既に男子・女子 35km競歩、砲丸投男子、10000m女子、混合 4 x 400mリレーは優勝が決定しました。

そこで気になったことが【入賞】という言い現わし方についてです。

オリンピックの時には、あまり印象に残っていない言い方だな、と思ってすこし不思議に思ったので調べてみました。

「入賞」は 世界では使われていない日本だけ使い方

「入賞」という表現は歴史的な名残だった、ということが分かりました。

  • 日本の学校教育やスポーツ大会では昔から「○位入賞」といった表現を使ってきました。
  • 特に戦前から「上位に入り賞を受ける=入賞」とされており、そのまま国際大会でも用いられるようになりました。

「入賞」とは、8位以内の順位の事だった

世界陸上やオリンピックなど国際大会では、8位までに賞状や賞品(賞金)が与えられることが多いです。

日本ではこれを「入賞」と呼び、単にメダル獲得(3位以内)とは区別しています。

海外ではどうなっているの?

英語や他の言語では、“入賞”という言葉にあたる一般的な表現はないんです。

国際大会では基本的に “medalist”(メダリスト) が注目されることになりますよね。

8位以内については「finalistファイナリスト(決勝進出者)」や「top 8 finish」などと表現されることはありますが、日本のように「入賞」とひとまとめに評価する文化は薄いということです。

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まとめ

陸上競技の事に、詳しくなかったので世界陸上2025を観戦しながら、「入賞」という表現に違和感を覚え、勝手に10位までの事を行っているなかな・・・と、スルーしかけていたのですが、

それにしても「なぜ言ったり言わなかったりするなかな??」と、結果の順位を見る度に気になってきたので調べてみました。

思い込んでしまっていたので、8位までのことを示すのだと知って驚きが結構ありました。

小学校の頃にはスポーツ大会や、水泳大会にも参加したことはありましたが、あまり入賞するチャンスが乏しかったからなのか、まったく関心がなかったのか….、こんなに 立派なお年になるまで知らなかったコトに気が付いて!ビックリでした。

日本だけで使う表現という事も意外でした。

でも、ベスト8(エイト)という区切り方をする事については当たり前に、耳慣れているので ほどよく摺り寄せて使ってきていたんですね。

入賞というのが、日本ならではのものだったと知って、
「なぜ ざっくりと1位から8位をまとめた言い方をするのかな?」と思いを巡らせてみると
〚よく頑張ったね!1位も8位も、みんなよく頑張ったね!〛という意味も加味していそうです。

「世界陸上では、努力の成果をより広く評価するために“入賞”という言葉が重視されている」というように、ハッキリと区別するのを避けて、まとめて皆を たたえてあげる気持ちが込められているようで、日本らしいな~と思えてきます。

お国柄と捉えてみると面白いですね。

最後まで読んでいただきありがとうございます。

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